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グローバルユニオン

2009年1月19日 第157号
トルコ航空労働者の労働組合権が危機に(2009年1月16日)

ITFとその欧州組織、ETF(欧州運輸労連)は、トルコで航空労働者の労働組合権が侵害されているとの報告を受け、これを非難している。
ITFに加盟するHava-Isは、トルコ航空(THY)と同社の整備部門であるトルコ航空テクニカルを組織しているが、現在、THYテクニカルの協約締結権を確保すべく闘っている。会社側が金属産業労組のCelik-Isと手を結んだため、Hava-Isの協約締結権が危ぶまれている。現在、Celik-Isは航空整備労働者を組織していない。
ITFとETFはトルコのセリク労働・社会保障大臣に書簡を送り、Hava-Isおよび同労組の協約締結権闘争を支持すると表明した。Hava-Isこそ、トルコ唯一の航空労組であり、長らくパイロット、客室乗務員、グランドスタッフ、整備労働者を組織してきた歴史をもつ。
ITFのコックロフト書記長とETFのチャガス書記長は、セリク大臣に次のように伝えた。「両組織は、これまで唯一、航空整備士、技術者、エンジニアを組織してきたHava-Isの弱体化を意図したCelik-Isと会社の協力関係を非難する。トルコ航空の株式の49%はトルコ政府が所有しているため、Hava-Is とその組合員の信任を疑問視することで、政府自体がTHYテクニカルの労働者の権利を侵害しているも同然だ。この事態は、トルコ政府も批准したILO87号条約(団結権)および98号条約(団体交渉権)を侵害するものであり、トルコ航空産業の利益を損なうものである」
両書記長はまた、ILOのアンカラ事務所とも連絡を取り、この問題への注意を喚起した。

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ヘベイ・スピリット号
乗組員二人保釈される(2009年1月15日)


ヘベイ・スピリット号の原油流出事故をめぐり、韓国で拘置されている同船のジャスプリット・チャウラ船長とシャム・チェタン一等航海士が保釈された。
二人の釈放を求めて運動をしてきた海運業界は保釈を前向きに捉えている。保釈金はそれぞれ1万ドル。最高裁の判決を待つ。
二人の支援者は、1月23日にロンドンの韓国大使館前で抗議デモを計画していたが、これを中止し、最高裁で無罪判決が出て、本件が解決するのを待つことにした。
ITFと「ヘベイ・スピリット号の二人を釈放せよ」運動の参加者は、保釈について、本件の解決に向けた、初めてのプラスの動きと評価する一方、二人の無実が証明され、家族の元に帰れるまでは、あらゆるレベルで運動を続けていくと述べた。また、二人の支援を続けてきた世界中の人々の努力を賞賛した。
ITFのジョン・ウィトロー船員部長は、保釈について、「最高裁の賢明な決定に感謝する。正しい方向への重要な一歩だ」と語った。
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トルコでユニリーバ下請け会社の労働者が復職(2009年1月15日)

トルコのユニリーバ社の下請け2社で交通運輸労働者が解雇されていた問題で、このほど労働者が復職するか、未払い賃金と補償金を受け取り退職するに至った。国際連帯の賜物である。
ITFに加盟するTŰMTISの組合員で、ユニリーバの下請け企業、Cipa (シーパ)社とSimsek(シムセック)社で働いていた79人は、昨年4月に企業が組合つぶしを展開する中、解雇されていた。しかし、組合は力を結集しこれに対抗したため、会社側が態度を翻すに至った。その結果、15名が復職し、復職を希望しなかった64名は未払い賃金と補償金を受け取り退職した。組合は下請け会社に圧力をかけるようユニリーバにロビイングし、労働者は191日間ピケを張り、世界中の労働組合も連帯行動を行った。ITFはまた、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)や国際食品関連産業労働組合連合会(IUF)、トルコのITF加盟組合と協力し、この問題を国際社会に訴えた。11月にはITFが経済協力開発機構(OECD)にこの問題を提起した。
このたびの活動の成功について、TŰMTISのギュエル・イルマズ書記長は次のように述べた。「問題を解決したのは国際連帯の力だ。ITFがイスタンブールでIUFやICEMと合同で開いた会議や、それに続いて行われたピケ現場での連帯集会によって、ストに参加していた労働者の士気は高まった」
ITF内陸運輸部会の浦田誠部長は、「解雇問題は解決したが、TŰMTISが今後も労働者を代表する権利を確保できるよう、我々の支援も継続しなければならない。会社は現在、TŰMTISの代表権に異議を唱え、訴訟を起こしている。他の国際産別組織と共闘し、交通運輸産業以外の産業でもユニリーバによる組合つぶしの動きを阻止しなければならない」と述べた。

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ガザ市民へ救援物資を空輸(2009年1月9日)

ガザ市民のために労働組合が空輸した人道救援物質が到着した。
ITFとヨルダン航空観光一般労組(GTUWATT)の人道救援物資(救急車3台、医療品、食糧、飲料水等)を積載したエアバス310型機が8日(木)午後にエジプトのアルアリーシュ空港に到着した。救援物資は、ガザ地区への輸送のために、同日中に「赤新月社」に渡された。輸送機はロイヤル・ヨルダン航空が無償で提供したものだ。
ヨルダンの組合活動家と共に物質の積載を手助けし、輸送機に搭乗したITFのビラル・マラカウィ・アラブ事務所長は、「ガザの医師から最も急を要するものとして要請されたものを集めた。診察台、ベッド、車椅子、綿棒、ギブス、添え木に加え、ペットボトルの飲料水、乳児用ミルク、米、小麦、子供用の食べ物などだ」と述べた。
ITFのデビッド・コックロフト書記長は、「今後、数回にわたって、人道救援物資を空輸できることを期待している。これらの医療品は不可欠であるが、これらが届いたからといって、即時停戦の必要性が弱まるわけではない」と述べた。
ITF、国際労働組合総連合(ITUC)、パレススチナ労働組合総連盟(PGFTU)、ヨルダン労働組合総同盟(GFJTU)等の国際労働組合運動は、ガザ市民への労働組合の救援物資や義援金の送付を支持している。送付を希望する組合は、ITUCへ問い合わせを(info@ituc-csi.org)
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ITF、ガザへの支援を加速(2009年1月6日)

ITFは救援物資をガザの人々に届けるために奔走している。ITFが用意した必須医療物資は、ヨルダン航空観光一般労組の協力を得て、木曜(8日)にヨルダンから空輸される運びとなっており、ITFアラブ事務所のビラール・マラカウィ所長も同行する。
同労組は今後もロイヤル・ヨルダン航空の航空機を使い、医療物資輸送を継続的に支援するとして、現在、救援物資を集めている。次の空輸も間もなく手配されるだろう。
ガザに到着した物資は、赤新月(訳注:イスラム教国の赤十字社に相当)とITFがヨルダン航空観光一般労組と協力しながら配給する。同労組は現在、エジプトのアルアレーシュで物資の積換えを行う許可を得るためにエジプト政府と交渉している。
マラカウィ所長は、「友人の医療従事者がガザの医師と連絡をとってくれたため、ガザの人々が今最も必要としている物資について正確な情報を得ることができた。そのほとんどが非食品で、診察台、ベッド、車椅子、消毒綿、ギブス、骨折の治療に使う副木などである。また、飲み水や食糧も不足しているため、ペットボトル入りの飲み水も送る予定だ。乳幼児用のミルク、米、小麦、子供用の食糧も必要だ」と述べた。
ITFのデビッド・コックロフト書記長は、次のようにコメントした。「ヨルダンの労組などの協力を得ながら、現在、必須救援物資をガザに届けようと奔走している。しかし、何よりも必要なのはこの戦闘を終結することであり、直ちに停戦することによってしか前進は図れない。エアバス310型機を物資輸送のために提供してくれたロイヤル・ヨルダン航空のサメール・マジャリCEOに感謝する。おかげで救援物資の他に救急車を運ぶことができる」
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ガザへの支援−最新情報(2009年1月7日)

明日(8日)出発予定の上述の輸送機は、エジプト政府からアルアレーシュにおける物資の積換え許可を得ることができた。
マラカウィ所長とヨルダンの組合は、夜を徹して救援物資の積み込み作業を行う。医療用品や食糧に加え、救急車3台を積み込む予定だ。
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ITF、ガザへの人道支援を支持(2009年1月5日)

6ヶ月の停戦期間の終了後、ハマスがロケット攻撃を開始した報復として、イスラエルがパレスチナ自治区ガザを攻撃し、何の罪もない市民が犠牲になったとの報道を受け、ITFは国際労働界とともにこれを糾弾している。
ITFのデビッド・コックロフト書記長は次のように述べた。「国際労働組合総連合(ITUC)が発表した、この攻撃と報復の連鎖に遺憾の意を表明する声明文をITFは全面的に支持する。両陣営で罪のない労働者とその家族が苦しんでいる。物資が徐々に減少し、病院も増え続けるけが人に対応しきれなくなっており、ガザ地区には破滅の危機が迫っている。今こそ、この暴力に終止符をうち、国境を開放し、ガザ地区に人道的救援の手を早急に差し伸べるべき時だ」
現在、ヨルダンや他のアラブ諸国の労働組合がガザの人々のための救援物資を募っているが、書記長は、この取り組みを支援するよう、ITF加盟組合に呼びかけている。また、ITF加盟航空労組が、集まった救援物資をロイヤルヨルダン航空の航空機で輸送する準備を進めている。
ITFアンマン事務所を通じ、ガザ地区に送られる救援物資に貢献できる組合は、ITFまで連絡を。

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