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グローバルユニオン

2005年10〜12月 第21号
■チームスターズは我が人生
 
チームスターズは我が人生

チームスターズ(IBT)のタイソン・ジョンソン副委員長(南部)・貨物部長が組合の仕事のやりがいや困難について語る

なぜチームスターズに入ったのか?

チームスターズは私の人生そのものだ。1966年、イエロー・トランスポテーション社で港湾労働をしていた時にチームスターズに加入した。私の父はトラック運転手で、組合の役員をしていた。だから子供の頃から、労働者が公正な賃金や労働条件を獲得し、家族を守り、そして何よりも職場での尊厳を勝ち取るためには労働組合の存在が欠かせないことをよく分かっていた。
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オルグする上での障害は?

80年代初めにトラック業界が規制緩和されて以来、われわれ貨物部門は厳しい状況に置かれている。組織された運送会社の数が減る中で、チームスターズ貨物部門の組織人員数も80年代初頭の40万人から88,000人に減少した。
米国では現在、法律を通じて組織労働者を減らそうとする大々的な動きが見られる。現政権は北米自由貿易協定(NAFTA)や中米自由貿易協定(CAFTA)などの自由貿易協定を推進している。南米と米国を結ぶ高速道路の建設費用も連邦政府が負担することになろう。高速道路が建設されれば、賃金の安い未組織のトラックが外国から流入し、米国との間の貨物輸送を担うことになるだろう。
全国労働関係委員会(NLRB)も労働者寄りの委員が少数派となり、労働者保護という本来の役割を忘れ、大企業の利益保護に大きな関心を寄せている。
今日、企業側による明らかな違法行為が多数存在し、その内のいくつかは労働関係委員会にかけられことになるだろうが、少なくとも全国レベルでは労働関係委員会は死んでしまっている。
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他の組合と利害を共有していると思うか?

グローバル化が進展し、世界中で組合排除の動きが強まる中で、チームスターズも他の国際労組との関係強化に大きな関心を抱いている。
他労組と利害を共有する課題で、最も緊急性が高いのがDHLの問題だ。DHLは2003年後半に長い歴史を持つ米企業、エアボーン・エクスプレスを買収した。エアボーン・エクスプレスには当時、7,000人のチームスターズ組合員がいた。
DHLのエアボーン・エクスプレス買収はわれわれにとって歴史的な出来事だった。会社側は組合の影響力を排除するために、未組織の社員に先任権(seniority)制度を認めようとした。しかしわれわれは交渉を通じて、エアボーン・エクスプレスの事業とDHLの事業との一体化を勝ち取った。
組織維持にも成功している。買収以降、四大ゲートウェー空港のうち、三空港で強い組織力を維持し続けている。
既存の組合員の先任権も死守した。DHL社員235人の先任権も守ると同時に、彼らをチームスターズに加入させた。その他にも、多くの新社員をチームスターズに迎えた。彼らは先任権制度の最下部に位置するが、協約上の労働条件は100%保障される。
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これらの成果を勝ち取るのは簡単だったか?

簡単ではなかった。長く激しい交渉の結果だ。頑なに自分たちの立場を貫き通したことが成功の要因だ。それ以外の何ものでもない。DHLは強力な会社かもしれない。しかし、ここ米国では我がチームスターの力を上回ることはない。何があっても、われわれ組合員の利益を守り抜く。
問題は組合選挙に至るまで(会社側に組合認知の申請をした日から投票日までずっと)にさまざまな攻撃を受けることだ。米国企業は何百万ドルもの多額の資金を費やして反労組の弁護士を雇い、組合未加入の労働者を洗脳しようとしている。
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チームスターズにとってのプラス要因は?

チームスターズが組織する会社に入社した新社員は皆、喜んでチームスターズに入る。これこそ過去10〜15年におけるわれわれの成長−既に組織されている会社の組織人員数の拡大−の原動力だった。企業の倒産や組合員の退職によって、新規加入者の数が引退者の数を下回るようになったものの、チームスターズは依然として強い影響力を維持し続けている。一般労組としてのチームスターズのパワーや交渉力に惹きつけられて、米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)傘下の多くの組合がチームスターズと合併した。
チームスターズはもともとトラック運転手の組合だったが、現在は看護婦、警察、弁護士、事務員、整備士、倉庫労働者、パン屋、教員など、さまざまな職種を組織している。
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チームスターズの一番の強みは?

われわれはローカルユニオンの自治権を重視している。例えばフィラデルフィアのローカルユニオンは団体協約の中身や選挙方法などについて大幅な裁量を持っている。組合資金の大部分もローカルユニオンに留められている。オルグ活動も地域ごとに行われ、全国レベルのオルグ活動と合わせる必要はない。調査、法的支援、対企業戦略、金銭支援、コミュニケーションに関して、中央がローカルの要請に応じることはあるが、オルグ活動自体はローカルユニオンが仕切っている。
チームスターズは地域ごとのオルグを基本にさまざまなやり方で成長を遂げてきたが、全国レベルの協約も締結している。この全国協約には、当該企業が新しい施設をオープンする場合は、その施設に組合を認めるという文言が含まれている。
全く未組織の会社を組織するのは大変なことだが、どこか一箇所でも組織できると、それが徐々に広がり全国レベルに拡大していく。実際、多くの会社をそのようにして組織してきた。
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グローバルな労組間の強力をどう思うか?

インテグレーターに関するITFの会議に参加して以来、ITFのワーキング・グループでこれらの多国籍企業への対応方法について意見・情報交換するのを楽しみにしている。われわれは連帯を通じて、これらの企業が事業展開する全ての地域を組織するバーチャルな組合になる必要がある。
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インタビューしたのはケイ・パリス
 
 
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