疲労問題に関する調査に寄せられた回答例
疲労回避のため、残業をしすぎないこと。また、土曜日の勤務は半日とすること。
バンバン・セッチョ(インドネシア)、
一般貨物船(南アジア)、二等航海士
1日の労働時間は8時間とし、残業は最長2時間までとすること。
ハーレイ・メンドーザ(フィリピン)、
フェリー、甲板長
船上では、あらゆる業務がプレッシャーのもとに実施されている。出来るだけ詳細な作業計画を立て、ILO規則を遵守することが必要だ。
サルバドール・アング(フィリピン)、
セメント運搬船(イタリア・トルコ)、一等航海士
最も疲労を感じるのは、荷降ろしの時。20時間連続で勤務することもある。
サンデュ(ルーマニア)、
セメント運搬船(イタリア・トルコ)、AB船員
船員にとって疲労が問題となるのは、港に停泊中である。私が乗船している船は、世界各地を長期間にわたり航行するので、適度に休息する時間がある。船上では全ての部門に同じようにストレスがかかっている。決められた船員の数を遵守することが、疲労に対する最も有効な対策だ。船員の数を減らしてはならない。
ラニシュ(インド)、
ばら積み船(世界各地)、一等航海士
毎日のように疲労を感じている。もっと船員の数を増やすべきだ。私が乗船している船には、エンジンルームに7名しか配置されていない。
匿名希望のイタリア人船員4名(シチリア島、イタリア)
前回の乗船時には、港に停泊中に18時間休憩なしで連続勤務した。しかし、通常は入港後16〜18時間の休憩が与えられている。
フィリピン人船員、
コンテナ船(東地中海)、甲板員
疲労を感じたのは、海峡を航海中に連続操縦していた時だ。疲労を回避するには、適切な労働スケジュールを守り、休憩を適度にとることだ。
ジャンティーノ(フィリピン)、
ばら積み船(世界各地)、船長
以前は疲労を感じていたが、現在はSTCW95ガイドラインに規定されている船員の勤務および休憩規則に従っているので、問題は無い。エンジンが故障したり、何か大きな問題が発生したりした場合に疲労問題が発生する。8時間労働の後、最低10時間の休憩をとるという適切な勤務形態に従っていることが肝心だ。
ガルベルト(フィリピン)、
ばら積み船(世界各地)、チーフエンジニア
私が疲労を感じたのは、船が故障して海水が船内に入ってきた時だ。船を止め、3〜4週間内休みなしで連続で勤務し、寝る時間もほとんどなかった。通常は、緊急作業がない限り、日常の点検作業を行っている。通常の作業手順に従い、週1回のミーティングを行っていれば、特に問題は無い。
アマダオ(フィリピン)、
貨物船(世界各地)、チーフエンジニア |