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2007年1〜3月 第26号 |
■今月のニュース |
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路面運輸
路面運輸国際行動週間により、組織化拡大
世界中の数千人という路面運輸労働者が集会、会議などのイベントへの参加を通じ、2006年10月9〜15日に実施されたITF路面運輸行動週間を支援した。行動週間に併せて組織化キャンペーンを実施する組合が増えており、各国の組合の国内活動にとっても、国際活動が確実に高い重要性を占めるようになってきている。
世界51カ国から行動週間の報告書がITF本部に送られた。それによればヨルダンとパレスチナのITF加盟組合は、今年初めて行動週間に参加するにあたりその参加方法について話し合い、連帯をさらに促進するためアンマンとウエストバンクで同時に会合を持った。スペインの加盟組合が隣り合ったフランスやポルトガルの加盟組合と共同で実施した活動は広く注目を集めた旨報告されている。
オーストラリアのサービス組合は、行動週間を利用し、ITFが11月9日にユニオン・ネットワーク・インターナショナル(UNI)と合同で実施を予定しているインテグレーター行動日の準備を進めた。
ITFの浦田誠・内陸運輸部長は、「今年もまた、行動週間は大成功を収めた。たくさんの労働組合が世界中で職業運転手の労働条件の悪化と闘っている。ブリュッセルでは、欧州全域で休憩施設の改善を要求する行動、マリのバマコでは、国境地帯の混雑による遅れ、警察による収賄、西アフリカではHIV/エイズの問題に関する取り組みがそれぞれ実施されている」と語っている。
また、これまでよりずっと多くの組合が行動週間を利用して、「グローバルな組織化へ−力のある組合に」のスローガンに沿って、未組織運転手の組織化を推進した。
ノルウェー運輸労組のベリート・アーカーは次のように述べた。「我々の支部では殆どの組合員が行動週間に参加し、新たに計150人が組合に加入した。組合の活動家らは、大満足で行動週間を終えることができた」
ニュージーランドの鉄道海事運輸労組(RMTU)のケルヴィン・ラッシュは、「運転手の反応は大変良かった。運転手は常に労働条件を改善してもらいたいと思っていた。ITFキャンペーンの後にも運転手の組合加入が進み、変化が起こることを期待する」とコメントした。
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