国際運輸労連-ITF
メニュー トランスポート インターナショナル バックナンバー
HOME
ITFについて
ITF−所在地
リンク
ITFニュースオンライン
>> 最新号はこちら
その他ITF情報
>> 最新号はこちら
 
国際運輸労連(ITF)機関誌
トランスポート
インターナショナル >>
最新号はこちら
シーフェアラーズ
ブルテン >>
最新号はこちら
 
ITFニュースオンラインバックナンバー
ITFニュースオンラインバックナンバー
東京事務所
〒108-0023
東京都港区芝浦3-2-22
田町交通ビル3階
地図はこちら
TEL:03-3798-2770
FAX:03-3769-4471
mail:mail@itftokyo.org
>> 詳しくはこちら

グローバルユニオン

2005年1〜3月 第18号
■今月のニュース
 
民間航空

ナイジェリア航空労働者 催涙ガス攻撃を受ける


経営破綻したナイジェリア航空の労働者は、未払い賃金や年金の支払いを企業側に要求していたが、これに対し、ナイジェリア航空の清算にあたっていた法人が警官を雇い、催涙ガスを使用して労働者を建物から強制退去させた。
ITF加盟のナイジェリア航空サービス上級職員組合および全国航空職員組合の労働者は、18ヵ月分の給料を受け取っておらず、退職者に対しても退職金の支払いが28ヵ月間滞っていた。
ナイジェリア航空は、憲法により公共サービスとみなされており、ナイジェリア年金法の適用も受ける。したがって、上述のITF加盟組合の組合員には年金や手当てを受け取る権利がある。
10月、コックロフトITF書記長はナイジェリアのオバサンジョ大統領に抗議文を送り、警察動員による労働者の強制退去に懸念を表明した。組合はナイジェリア航空の清算に反対しているのではなく、賃金、年金、各種手当てが未払いになっていることが問題だ、とも述べた。
▲ ページトップへ
反ライアンエアのホームページヒット数、50万に

ITFがライアンエアの社員を守るために開設した専用ホームページのヒット件数が、設立からわずか2ヵ月の2004年11月に50万件に達した。
このホームページにはライアンエアの低賃金の実態や社員抑圧の事例が多数書き込まれている。社員はさまざまな不当慣行(常にびくびくしていなければならない職場環境や、休憩なしの12時間連続勤務、フライト中の水代が有料であるなど)に声を上げる安全な手段としてこのホームページ(www.ryan-be-fair.org)を利用している。CEOのマイケル・オレアリーは反労組で有名な人物だ。
「ホームページに書き込まれた意見は実にショッキングだ。社員は働くための必需品にまで金を払わされている。にもかかわらず、首になるのが怖くて抑圧や過重労働の実態に声を上げることができずにいる。CEOのマイケル・オレアリーは社員冷遇の批判をかわすために、ライアンエアの給料は業界ナンバーワンと素早く反論したが、われわれはどうやってその数字を算出しているか−外注先の低賃金を計算しないで平均値を膨らませているだけ−を知っている。さらに、ホームページ上の社員の生の声を聞き、一見、好待遇を受けている社員が実は研修参加費や制服代、フライト中の飲み水代まで払わされている実態が明るみになった。ライアンエアは恥を知るべきだ。実態はわれわれの予想を超えていた。ライアンエアの利用客もこのホームページを見れば考え方を変えるだろう。一方、規制当局も早急かつ真剣に調査を開始すべきだ。ホームページに寄せられた社員の声はもはや苦情のレベルを超え、『救済』を求めている」とITFのデビッド・コックロフト書記長は語った。コックロフトはさらに続けた。「新しく誕生したライアンエア欧州パイロット協会がわれわれのホームページに似た活動を立ち上げようとしていると聞き、うれしく思う。オレアリーの抑圧主義、社員の声に耳を傾けようとしない姿勢に立ち向かう彼らの健闘を祈る」
▲ ページトップへ
ホームページに寄せられた社員の意見
客室乗務員の声
言論の自由さえない。水も、食料も、きちんとした冬用の制服も支給されない。従業員用トイレさえない。受刑者の方が好待遇だ。
客室乗務員として2年間、ライアンエアで働いているが、労働条件は悪くなる一方だ。8日間連続の乗務を強いられる客室乗務員もいるが、これに対して会社側は間に休息が入るのだから違法ではないという。今日が何曜日だか分からなくなるほど疲れきっているときに、どうやって乗客の安全を確保することができるのか。われわれがいかにひどい待遇を受けているかをもっと知らせるべきだ。非人道的というしかない。
1ヵ月140時間労働、社会保険・年金なし、飲料水の支給なし(12時間乗務もざらなのに!)。有給休暇もなし。にもかかわらず、病欠が多すぎると(年間8日ぐらい!?)解雇される。休憩なしで12〜13時間労働することすらある!!
これまでに私が働いた会社の中で最悪の会社と言わざるを得ない。
ライアンエアは乗客の安全よりも売り上げの方が大事。定刻どおりに到着するために緊急着陸した回数も両手では収まりきれないほど。大事故が起こるのも時間の問題だと思う。
社員対象の乗客サービス研修で、一番大事なのは安全ではなく売り上げだと教えられた。信じられないことだ。ベテランの客室乗務員が医者の診断書を提出して病欠した時も口頭注意を受けた。
グランドスタッフの声
1日12時間、休憩なしで働いている。航空法で決められているからだそうだ。われわれの待遇はひどすぎる。助けてほしい。
これほど厳しい社員への締め付けは経験したことがない。一生懸命働くことを奨励するのはある程度までは許されるが、イジメにまで発展したら考え直す必要がある。
運航乗務員の声
研修にかかる交通費、食費、宿泊費を社員に負担させる会社が他にあるだろうか?その他にも種々の雑費負担を強いられているのに。ライアンエアは行き着くところまで行ってしまったようだ。
▲ ページトップへ
 
 
コメント
 
 
一般
 
 
 
 
mail@itftokyo.org Copyright (C) 2004 International Transport Workers' Federation TOKYO All Rights Reserved.