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2005年7〜9月 第20号 |
■今月のニュース |
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鉄道
自由化反対、安全賛成
3月7日、オーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、ギリシア、ハンガリー、ルクセンブルグ、ノルウェー、スイス、英国から集まった鉄道労働者は、ITF鉄道行動日の一環として、旅客輸送サービスの自由化に抗議するため、フランスのストラスブールで欧州運輸労連(ETF)が組織したデモに参加した。組合員は自由化が雇用削減、労働条件の悪化、安全基準の低下をもたらすと懸念する。
その他、世界各国で行動日が実施された。イタリア鉄道労組は労働者6名、乗客11名の犠牲者を出した今年1月の鉄道事故への対応の不備に抗議するため、ボローニャでデモを行った。オーストラリア鉄道・トラム・バス労組(RTBU)は、組合員の死をもたらした鉄道事故の調査結果を公開するよう要請する請願書を政府に提出した。フィリピンの加盟組合Bagong Kapisanan Ng Mga Manggagawa Sa PNRは、昨年11月に発生し、多くの死傷者を出した脱線事故にからめ、安全の問題を取り上げた。日本、インド、ウクライナ、アルゼンチンでも集会やリーフレットの配布が行われるなど、全世界36カ国、50組合が行動日に参加した。 |
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