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グローバルユニオン

2005年7〜9月 第20号
■コメント
 
反撃の末の勝利

ムンバイ港で発生した反組合的な強盗殺人事件、デルタ航空の長期にわたるいじめ戦略、アジア人船員やアフリカ人船員に対する差別など、非常に残念なことだが、今回のトランスポート・インターナショナルで読者に伝えるべき労働基準無視の事例はあまりにも多い。しかし、そのような攻撃に組合側が精力的かつ決意をもって反撃していることは不幸中の幸いと言える。また、複数の組合が協力することによって勝利を収めた事例も最近多数見られる。組合が勝利を収めたことで、組合へ加入することの利点が強調されただけでなく(一例として船員の声を特集した:組合に入った理由を参照)、組合どうしの連帯と協力の価値がますます高まってきていることを証明している。
アルゼンチン、ブラジル、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、米国の組合を代表するITFインスペクターがこの数ヵ月間、14隻のFOCタンカーを対象に、船員の賃金と労働条件を改善するための共同キャンペーンを実施してきた。14隻のうち、最低条件を満たすITF協約を締結していたのはわずか3隻だったが、情報収集、査察、船社や用船主との連絡を共同で行った結果、5月には全14隻にITF協約を広げるという極めて大きな成果をもたらすことができた。
ルーマニアでは、航空金属労組(USLMA)が他の組合と協力して、懸念が高まっていた労働法修正案の差し止めに成功した。修正案が通っていれば、団体協約と週48時間労働を最長と定めるルーマニアの法律が破棄されることになっただろう。
スペインでは、航空労組のCCOOとUGTがスペインの空港で営業する全企業の労働者に最低レベルの賃金と労働条件を保障するという歴史的な協約を勝ち取った。仮に企業の買収や売却が起きても、スペインの航空局によってこの協約は遵守される。
今日の組合が直面する問題の性質ゆえに、どの組合も他の組合組織と協力することを余儀なくされている。これは地域レベルでも全国レベルでも起きている現象だ。また、世界的なレベルでも、国際自由労連(ICFTU)、世界労連(WCL)、その他の組合組織が合併し、新たな国際労組連合を形成しようという動きがある。「団結は力なり」という労働運動の原則を忘れてはならないという戒めであろうか。
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