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2005年7〜9月 第20号
■組合に入った理由
 
組合に入った理由

組合に入ることがなぜそれほど重要なのか、船員に聞いた。
 
91年に入ったSURではオルグに従事し、国内外の船員を助けてきた。組合員が障害・死亡の補償を要求したり、未払い賃金や適正賃金を求めて闘ったりするのも支援している。
今日、政府役人はロシア籍船の船員にさえ、問題が発生した場合は裸用船登録先のカンボジアやベリーズで解決するように指示している。船主のほかに配乗会社や公正さに欠ける船長などが絡んだ状況で、何をすればよいかをアドバイスしてくれるのは組合とITFだけだ。
だからこそ、組合に入ることが非常に重要なのだ。組合に入り、団結することこそ、船員の正義や権利を獲得する闘いで勝利を収める唯一の道だ。

ロシア船員組合(SUR)労働監査技術主任
エブジェニー・ヒズヤク
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3年前、配乗代理店で出会った活動家を通じてNMSに入った。それ以前は組合のことなどほとんど知らなかった。船に乗っていた頃、便宜置籍船に関する問題や疑問をたくさん抱えていたが、不明確な労働条件を解明してくれる人は誰もいなかった。
特に、契約終了、サービス残業、雇用契約の不備などの問題に疑問を抱いていたが、初めは他の乗組員と同じ様に現状を受け入れていた。やがて、ITFや労働組合のことを知るようになったが、それでもなお数ヵ月間は、これらの組織は自分にとって遠い存在だと思い込んでいた。(なんてもったいないことだろう!)
その後、組合事務所を訪問したり、組合の人たちと会話を重ねたりするうちに、自分の契約条件が明確化してきた。今や、代理店に何を求めたらよいのか、次の航海に備えて何をしたらよいのかなどが分かるようになった。
若い船員たちには、ITFの加盟組合に加入するように呼びかけたい。船員としてのキャリアが浅い頃には見過ごしていた問題が、後になって重要だったと気が付くことも多い。外見だけで判断できないこともある。労働条件の良さそうな豪華な船で実際に働いてみて、後から騙されたと感じることもあるだろう。
組合を保険の一種、あるいは情報源、あるいは我々の権利のために闘ってくれる機関と考えようではないか。いざという時に頼れる人がいる−助けを求められる組合がある−人生も悪いものではない。

ポーランド「連帯」海運部(NMS)
ティモテウス・リスチュニク
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第一の理由は「オルグされたから」。組合に入るということは、自分の利益を代表する人物を選び、雇い、賃金・労働条件について交渉してもらうことを意味する。
第二の理由は使用者側の不法行為から自分を「守るため」。組合の役員は自ら、あるいは弁護士の力を借りて、法的保護や助言を与えてくれる。
第三の理由は「情報を得るため」。組合は常にセミナーや会議に関与し、使用者がどのように船員を扱っているかの情報を集めている。

リトアニア船員組合(LSU)の船員グループ
組合に入った理由をITFインスペクターの
アンドレー・チェルノフに語った。
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労働者は組合に入ることで自らの権利を理解・促進・保護することができる。団体協約を理解する上でも組合が大きな役に立つ。組合の力は基本的に抗議の際にどれだけ組合員を動員できるかによる。

Sygmma(マダガスカル海運労組)
ルシアン・H・ラザフィンドライベ書記長
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私は組合員ではないことを告白する。だが、インド籍船「ヴィスパタウリ2号」の4カ月分の未払い賃金4,562ドルを受け取ることができたのはITFのおかげだ。ITFの介入がなかったら不可能だっただろう。これからはもちろん組合に加入する。

ITFの介入で未払い賃金を獲得した
インド人の二等機関士、サブハシュ・デイ
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