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グローバルユニオン

2005年1〜3月 第18号
■読者の声
 
貧困によせる読者の思い

個人的な意見だが、労働組合は、グローバル企業と同様に、グローバル化の猛威がもたらした様々な課題を乗り越えるため、中核能力(コアコンピテンシー)を結集させるべきだと思う。
労働組合の中核能力とは何か?それは労働者の保護である。それもピケを張ったり、ストライキを実施したりするという昔ながらの方法ではなく、労働者と使用者の間にある昔ながらの知識の差をなくすよう努力するアプローチが大切だと思う。
知識集約型経済では、知識は力となる。研修、スキルの向上、いったん身につけたスキルを常に最新のものにしておくことなどが、労働者を搾取や貧困から守るための最強の武器となる。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学博士課程在籍
バーナード・ガン


適切な動員をすれば、個々の組合レベルで貧困撲滅に関してできることはたくさんある。それを全国レベルまで広げていけばいい。
わが国には、残念ながら、組合員から組合費を取るだけ取って、組合員の経済的なエンパワメントにはほとんど関心を持っていないような組合が多い。
私の組合は、組合員から集めた小額の資源と人材を活用して、何か営利プロジェクトはできないかと考えていた。まず始めに、市価に近い価格で物を売る、労働者のためのスーパーを経営することを思いついた。そこから上がった収益は、組合員に均等に配分する。成功したら、都市部にも事業を拡大し、そこから供給と流通の面でまた新たなビジネスチャンスが生まれてくるだろう。
その他にも、貧困撲滅のために、組合の指導者が組合員の賃金を上げるために闘う方法もある。賃上げのための闘いに敗れれば、労働者は貯金が出来ず、投資することも不可能だろう。
全国レベルでは、組合は、時の政府の怠慢を許さないようにする上で大きな役割を果たしている。途上国の多くの為政者が権力を維持するためだけに、あの手この手で貧困を固定化しようとしている。そういった為政者は威圧的な統治や威嚇を行い、貧しく力ない者に贈賄を強要する者すらいる。一方で、資源の活用が不十分であったり、資源の使い方を間違えたりしている。
目を覚まし、再び活動を開始しさえすれば、富の創出にプラスの影響を及ぼす方法と力を組合は十分備えている。
ケニヤ航空労組
ジミ・マセージとジューダス・ヌグリ


組合は何よりもロビー団体だ。したがって、指導者や政策決定者に圧力をかけることも組合の重要な仕事の一つであるべきだ。組合は共通の利益の保護のために努力し、なされた決定が共通の利益を侵害する可能性があれば、他の組合と共同で嘆願書を出すなど、抗議運動を組織するべきだ。適切な行政命令や法律の採択など、取り上げてもらいたい事項を求めるキャンペーンも同時進行で行うべきだ。そうすることで、組合は、長期的にも短期的にも貧困撲滅に寄与できる。
カメルーン、SYNAMAC労組
M.エッソー・フィルベルト

津波に関して

2004年12月に発生した津波被害の直後、全インド海員組合(NUSI)とインド海事組合(MUI)が、海運産業とも協力して津波救済基金を設立した。基金設立の目的は、船員とその家族を直接支援することだ。今回の津波では、インドの海岸沿いに甚大な被害が出た。私も被災地域を訪れたが、被災した船員の感情の高まりは大変なものだった。彼らの恐怖や信じられないという思いが伝わってきたし、勇敢な人々の話も聞いた。救済基金には、多くの寄付が寄せられたため、今後も船員とその家族の支援の継続が期待できる。
インド、NUSI
アブドゥルガニ・Y・セラン

便宜港湾について

私の所属する労連は、港湾労働者、荷役作業員、検数員、船員、ポーターなど、ギリシアの多数の労働者を代表している。
昨年末に、欧州委員会が報復的な「港湾自由化指令」を再導入しようとしたため、我々は便宜港湾の創設につながる、船員による荷役と組合潰し、労働者のための保護機関の解散に抗議するキャンペーンを強化した。ISPSコードの実施を日雇いの港湾労働者に任せるわけにはいかない。労連が協力しなければ、実施は不可能だ。
第3国の国旗を掲げて船員を雇用し、労働基準やプロ意識の低い船舶は、不公正競争を生み出す原因となる。また、欧州指令によって国際海事法の規定が無効になることはない。
ギリシア、GFLU
シメオン・レフセリオーティス
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国境の自由化と移民労働者

トランスポート・インターナショナル読者に次に考えてもらいたいトピックは下記の通り:

「あなたの組合の組合員は、国境が自由化され、交通運輸産業の業務と労働者が次々と海外に流れていく中で、どのような影響を受けたか?」

コメントは、2005年7月30日までにケイ・パリス(parris_kay@itf.org.uk)に提出してください。
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