
|
 |
2009年7〜9月 第36号 |
■今月のニュース |
 |
|
路面運輸
欧州の職業運転手の勝利
ITFの欧州地域組織である欧州運輸労連(ETF)は、自営運転手の労働時間制限撤廃を阻止することに成功した。ETFと加盟組織が強力な反対運動を展開した後、欧州議会は職業運転手の労働時間に関するEU指令の改悪案を否決した。
改悪案が否決されたことで、一部のカテゴリーの職業運転手の週86時間労働導入が阻止され、業界の社会基準の一層の低下に歯止めがかけられた。欧州における交通安全の確保や職業運転手の安全衛生の強化も期待される。
ETFとその加盟組織は、一部のカテゴリーの職業運転手の労働時間制限撤廃を阻止するために、6カ月前から激しい運動を展開してきた。
ETFのエドゥアルド・チャガス書記長は、「交通安全や運転手の職業に悪影響を及ぼす法改正を阻止するために全力をつくしてきた。週86時間労働の導入は、業界の一部の人たちを喜ばせるだけで、自営運転手にとっては迷惑な贈り物だ。職業運転手は専門的な技術を必要とする。交通安全のカギを握る彼らの技術を認める時が来た」と述べた。
ETF路面運輸部会のロバート・パリロ会長を団長とするETFの代表団は、5月5日にストラスブルグ(フランス)で開催された、この欧州議会会議に出席した。 |
|
 |
|
|
 |
|