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2009年7〜9月 第36号 |
■今月のニュース |
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中南米
弾圧される組合を支援
中南米のITF加盟組織に闘いを仕掛ける企業には、ITFが相手になる、とデビッド・コックロフト書記長は中南米地域総会で警告を発した。
パナマ・シティー(パナマ)で開催されたITF中南米地域総会の開会式に出席したコックロフト書記長は、労働組合権に対する攻撃が緩和される兆しはなく、ITFの支援がこれまで以上に必要となるだろうと述べた。また、グアテマラの港湾労組指導者、ペドロ・ザモーラが、自らの命と引き換えに組合員を守ったことに触れ、ザモーラの暗殺者に法の裁きを受けさせる運動をITFがいかに展開してきたかを説明した。ITFは、メキシコの企業が強い労働組合から逃れるために利用している保護協定にも反対している。
「全地域の組合員を代表して、ITF加盟組織に闘いを仕掛ける政府や企業に教えてやろう、彼らが世界150カ国の交通運輸労働者500万人以上を代表する大規模かつ強力な組織に闘いを仕掛けているのだということを。我々には力があり、いつでもそれを行使できる」とコックロフト書記長。
便宜置国のパナマに関しては、パナマ籍船の労働条件向上や、パナマおよび中米諸国出身の船員の雇用促進について、パナマ政府と対話する用意があると述べ、ILO海事労働条約を批准したパナマ政府に対して、同条約の履行を呼びかけた。
次回のITF大会は、来年、メキシコ・シティーで開催されることになっており、中南米地域の加盟組織は、同地域およびITF全体において、ますます力を発揮することになろう。
さらに、ITFカリブ海小地域事務所コーディネーターを辞任したカービル・ダンカンに謝辞を述べ、後任のカーチスト・オーグスタスを歓迎した。 |
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