2011年1〜3月 第41号 |
■新任議長・副議長の紹介 |
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各部会の新任議長・副議長の顔ぶれ
今年8月に開催されたITF第42回世界大会で、ITFの部会委員が選出された。新たに選出された代議員、役職者にインタビューした。
デビッド・ハインデル
役職名:船員国際労組(SIU)書記長兼財務局長
新たな役割:ITF船員部会議長
「ITF船員部会議長を務めることになり、非常にうれしく、誇らしく思う。重要な課題は山積しているが、船員部会は、数週間、数ヵ月、数年のうちに目標を達成できる、と確信している。目標に果敢に取り組んでいく。しかし、今日の海運業の進展には、協力の精神が成功のカギとなることも忘れないようにしたい」 |
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ジューン・デューベ
役職名:南アフリカ運輸合同労組(SATAWU)第1副委員長
新たな役割:都市交通委員会副議長
「25年間、交通運輸の問題に取り組んできた。都市交通委員会の共同副議長の1人に選出されたことは、自分にとって新たな知見を広めることになる。国際的な交通運輸の力学を学んでいく。また、安全で信頼できる手頃な運賃の都市交通システムを実現するために何が必要なのか、私なりに理解していることを生かし、部会に価値をもたらす貢献をしたい」 |
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ステファン・ハイムリッチ
役職名:統一サービス産業労組(ver.di)旅客輸送(路面)部長
新たな役割:路面運輸部会議長
「多国籍企業の戦略に関する情報を委員に伝えるため、都市交通運輸における多国籍企業にもっと焦点を合わせたい。また、公共交通に関する国際機関である国際公共交通連合(UITP)との関係も進展させたい。世界の一部の地域では、労組活動家になることが投獄やそれ以上の危険な目に遭うことを意味する。UITPが都市の公共交通を促進する際は、労組活動家になる自由が先進国の一員として持つべきもう一つの価値であることを、UITPに想起させなければならない」 |
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シト・パントジャ
役職名:国際機械工労組(IAMAW)管理スタッフ
新たな役割:民間航空部会議長
「全てのITF民間航空部門の加盟組合が強い連帯を構築する決意を新たにして結集すれば、いま航空アライアンス制度の下で生じている再編においても組合員の権利を守ることができる、とIAMは確信している」 |
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トマス・アブラハムソン
役職名:サービス・コミュニケーション従業員連合(SEKO)副委員長
新たな役割:船員部会第二副議長
「船員部会が、デビッド・ハインデル新議長や藤澤洋二新第一副議長とともに私を第二副議長に選出したことで示してくれた信頼を、誇らしく思う。船員部会と世界中の船員の利益のために、最善を尽くすつもりだ」 |
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ロジャー・トゥーサン
役職名:AFL-CIO加盟全米運輸労組(TWU)国際副委員長兼戦略立案部長
新たな役割:都市交通委員会副議長
「ITF都市交通委員会は、困難な時に我々が共有する共通点を推進するという固有の課題に直面している。新副議長として、この課題がもたらす機会を見定める手助けをすることを楽しみにしている。そして、我々には、それを実行する能力がある、と自信を持っている」 |
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レイ・ファミリアズ
役職名:国際港湾倉庫労組(ILWU)本土担当国際副委員長
新たな役割:港湾労働者部会第二副議長
「港湾労働者部会第二議長に選出されたことにより、世界の港湾労働者や船員の利益を代表する機会に恵まれた。また、ILWUの初代ITFインスペクター、その後はITF/FOCコーディネーターとして活動してきた17年に及ぶ私のITF/FOCキャンペーンへの取り組みと支援を継続することができる」 |
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大木 哲也
役職名:サービス連合会長
新たな役割:観光部会議長
「観光は、今世紀において数少ない成長産業であると同時に、すそ野が広く、多様な労働者を抱える、各国にとって最も重要な産業のひとつであると考える。観光サービス部会は、現在ITFでは最小の部会だが、最も今後の発展が望まれる組織でもある。欧州地域におけるETLCの先進的な取り組みを踏まえて、とりわけアジア・太平洋地域における他のGUFとの協力体制構築を模索し、観光労働者の組織化と労働条件向上に向けて努力したい」 |
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セルジュ・ピテルジョン
役職名:ベルギー鉄道労組(CGSP)鉄道部門全国書記長
新たな役割:鉄道部会副議長
「鉄道労働者が直面する重要な課題を提起するために、部会活動に本気で取り組んでいく。主要な課題は、変化する世界で鉄道労働者を擁護していくことである。経済危機やグローバライゼーションの影響は、国際連帯がいかに労組にとってかけがえのないものであるかを実感させた。今後の4年間が、多事多難であることは間違いない。鉄道労働者のニーズに応ずるため、団結して行動を起こさなければならない」 |
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