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グローバルユニオン
No.28/2014
■オフショア特別委員会
 
拡大するオフショア部門で
世界中の組合の影響力が拡大


今日、オフショア産業での運動の成果がはっきり見えている、とITFオフショア特別委員会議長のノリー・マックビカーが述べている。

この15年以上にわたり、ITFオフショア特別委員会(OTFG)は世界中でオフショア部門の労使関係のあり方を変えてきた。

特別委員会の産業キャンペーンと政治的な取り組みは、北海、ブラジル、カナダ、インド、米国、インドネシア、シンガポール、トリニダードトバゴ、ナイジェリア、コートジボワール、クロアチア、東ティモールと、最近ではケニアのオフショア産業の雇用に影響を及ぼしてきた。また、オフショア部門のITF加盟組合の活動にも相当の支援を与えてきた。最も顕著なものとしては、メキシコ湾における米国とメキシコの加盟組合のキャンペーンが挙げられ、関連する文書も多い。
すべては1997年から始まった。北海でソーシャル・ダンピング(賃金のダンピング)に反対するキャンペーンが成功し、オフショア特別委員会(OTFG)が設置された直後のことだ。ファースタッドというノルウェー所有の会社に焦点を当てたキャンペーンの結果、ITFはこの会社との協約を確保し、これがオフショア労働者の人間らしい最低レベルの賃金を保障する、初のオフショア・サービス船協約モデルの作成につながった。この協約は、NMUに代表されるノルウェーのITF加盟組合と船主団体NSAとの間で締結された。それ以来、このモデル協約とITFオフショア標準団体交渉協約は着実に発展してきており、200隻を超える便宜置籍船がITF協約でカバーされている。
2013年6月、ITFは加盟組合のシンガポール海事職員組合(SMOU)とシンガポール船員組合(SOS)が締結したスワイヤー船隊協約と、フランス所有のバーボン・オフショア社と結んだグローバル協力協定を歓迎した。バーボン社は、世界45ヵ国を超える国々のオイル・ガス産業に海上サービスを提供している主要企業で、450隻を超える船舶と1万人以上の船員を雇用する。
これらの協約が締結されたことは、オフショア産業労働者の公正と平等を求めるキャンペーンの真の転機となった。海上労働条約はオフショア部門にも適用されるため、これらの協約は海上労働条約も支持しており、ITFがこの業界の真のプレイヤーを特定する上で役立っている。
業界が急速に成長する中、OTFGは、業界内でのグローバルな知名度により、国際海事雇用者評議会(IMEC)のような組織の関心を引き付け、信望を増している。IMECは、この特別委員会と公式な関係を進展さ、メンバーを代表してオフショア団体交渉協約を作成するために協力関係を築くことに強い関心を示している。
IMECには、欧州やアジア、アフリカで石油・ガス産業に携わる多くの名高い会社が加入しており、ITFがオフショア部門で働く船員を代表する目的を追求するために役立つ新たな議論の場を設けることをITFに提案している。
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アフリカの組合ITF特別委員会の地域部門を立ち上げる

2013年末、ITF加盟の労働組合がケニアのモンバサで開催した会議において、オフショア部門のアフリカ人労働者の権利を守り、現地の石油・ガス産業で働くアフリカ人の権利を擁護し、彼らにより多くの雇用を開くために闘うことを目的に、新たな特別委員会が立ち上がった。
新設のITFアフリカ地域オフショア石油・ガス特別委員会(AROTFG)は、国内のカボタージュとオフショア石油・ガス部門における大陸棚管轄権を確保するために運動する。また、会社によるアフリカ人労働者の権利のあらゆる侵害、特に船員の権利憲章である2006年の海上労働条約の侵害の事例を調査している。
特別委員会発足会議の演説で、ジョー・カテンデITFアフリカ地域部長は、「これは歴史的なイベントだ。ITFとグローバルレベルのオフショア特別委員会の支援を受け、AROTFGが立ち上がったことにより、アフリカ人労働者は政府や業界の言い訳にはもううんざりだというメッセージを送りつけることができるだろう。今こそ、アフリカ人労働者が自国の大陸棚で働くための技能を開発し、仕事を得ることができるよう、業界が後押しをするべき時だ」と述べた。
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